誰が買っているのか謎だったコンビニのエロ本コーナーが消滅に向かいそうです。詳細は以下から。
イオングループのコンビニ「ミニストップ」の藤本明裕社長と千葉市の熊谷俊人市長が11月21日に市役所で記者会見し、12月1日から千葉市内の全43店で成人向け雑誌の販売を中止し、2018年1月1日からは全国約2200店全店舗で18禁の成人向け雑誌の販売を中止することを発表しました。
今回の決定は「現状は国際的な感覚に照らして疑問を持たれかねない」として成人向け雑誌の陳列対策を進めてきた千葉市からの働きかけを受けたもの。熊谷市長はツイッターの公式アカウントで以下のように説明しています。
①ミニストップ㈱と全店舗での成人誌の取扱い中止について発表。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2017年11月21日
災害時のトイレ解放など、コンビニ店舗の社会インフラとしての重要性が増す中、過激な成人誌の表紙がトイレへの通路等に露出されていることに対して何らかの対策を求める意見がありました。
②千葉市では議会質問を契機にコンビニ各社にフィルムで一部を隠す対策を提案いたしましたが、店舗での負担増から実現は困難でした。本市提案をきっかけにミニストップ内部でご検討頂き、誰もが安心して利用できる店舗実現のため新たな取組実施に至りました。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2017年11月21日
③日本雑誌協会から表現の自由が妨げられるという批判がありますが、ミニストップ㈱の陳列に関する自主的な営業判断です。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2017年11月21日
私は表現の自由を極めて重視する政治思想ですが、販促目的で過激な表紙を作成する以上、陳列に対する社会的反応も甘受すべきと思いますし、業界の自主改革を期待します
熊谷市長のツイートにあるように、本件は千葉市が規制したのではなくあくまでミニストップの自主的な営業判断となっています。藤本社長も「女性にとっても、より利便性の高いコンビニエンスストアへの変化を進めており、今後もライフスタイルや志向の変化に対応し、誰もが安心して利用できる店舗を実現していきたい」と説明しています。
なお、成人向け雑誌の販売を中止するのはミニストップが最初ではなく、既にローソンは、全国に約1万3000店舗のうち約2500店で既に成人誌の販売を中止しています。
コンビニ:ミニストップが全店舗で成人誌の販売を中止へ - 毎日新聞
ミニストップ、成人雑誌販売中止 来年1月、千葉は12月1日から - 共同通信 47NEWS
ミニストップ、成人誌取り扱い中止へ 「やめて」の声で:朝日新聞デジタル
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