立憲民衆党の有田芳生候補の「下関って統一教会の聖地なんです」という発言が炎上していましたが、実は統一教会の公式見解であり、何も間違っていないことが明らかになりました。
問題とされていたのは2023年4月17日の朝に立憲民主党の公式Twitterでのツイート。同アカウントは有田芳生候補の言葉として以下のようにツイートしました。
#山口4区補選 有田芳生候補「この下関って統一教会の聖地なんです。聖なる土地なんです。今度の選挙戦においても、統一教会と深い関わりを持った国会議員、地方議員がこの山口を含めて何もなかったかのように活動している。こんな現実を皆さん変えていかなければなりません」
SNSではこのツイートがヘイトスピーチだ、地域差別だと炎上し、数時間後に削除されます。
当然ながら削除されても炎上が収まるわけではありませんが、騒ぎの中でなんと統一教会の公式見解だったことが明らかになりました。
この見解が掲載されているのは統一教会系の出版社である株式会社光言社の公式サイトです。
2021年3月31日のニュース記事「統一運動情報 方大陸会長が文鮮明総裁を力強く証しする~日臨節80周年記念大会」では
3月28日、文鮮明総裁が日本に初めて山口県下関からご入国された1941年4月1日を記念する「日臨節80周年記念大会」が山口県下関市の会場で開催されました。
とされます。そう、下関は統一教会の教祖である文鮮明が初めて日本に入国した地だったのです。記事は以下のように続けます。
大会当日、方相逸・神日本大陸会長夫妻らが文総裁が初来日された旧下関港付近が眺望できる日和山公園にある崑崙丸沈没犠牲者の慰霊碑に立ち寄られ、犠牲になられたかたがたに慰霊の祈りをささげました。
とのことで、旧下関港から初来日したことが記されています。そして方相逸神日本大陸会長は講演の最後に「山口の下関は聖地と同等の場所です」と祝祷をささげています。
統一教会からすると、教祖が始めて日本に上陸した記念すべき地が下関であり、「聖地と同等の場所」であるということが明らかにされました。
安倍晋三元首相と統一教会の深い関係は暗殺以降繰り返し報じられてきましたが、安倍氏の選挙区である下関自体が統一教会が聖地だったことが白日の下にさらされたかたちです。
立憲民主党のツイートは少なくともデマではなく、統一教会自体の見解に基づいた事実であるといえるでしょう。
果たして安倍氏の当選に聖地の統一教会信者らがどの程度関わってきたのか、解明が待たれます。
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