日本政府はニュースを見ていないのでしょうか?詳細は以下から。
韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が歴史的な板門店宣言を発表した2018年4月27日から2週間が経ち、5月10日には金正恩委員長と米トランプ大統領の米朝首脳会談が6月12日に開催される事が発表されました。
世界史に確実に残るレベルの歴史がめまぐるしく動き続ける中で完全に「蚊帳の外」となってしまった日本ですが、このスピードにまったくついて行けていないことを如実に示す事実が話題となっています。
それは北朝鮮からの弾道ミサイルの着弾を警告するJアラートのテスト放送が来週の水曜日、5月16日午前11時から全国で一斉実施されるというもの。これは各自治体が設置した防災行政無線などを通じてアナウンスが行われるもので、例えば大阪市危機管理室は以下のように告知しています。
【こちらは危機管理室です】訓練についてお知らせします。地震・津波などの緊急事態の発生時に備え、5月16日(水)11時頃から、Jアラート(全国瞬時警報システム)により受信した情報を防災行政無線の屋外スピーカーで放送します。なお、今回の訓練ではエリアメール・緊急速報メールは配信されません。
— 大阪市危機管理室 (@kikikan_osaka) 2018年5月9日
金正恩委員長が既に核・ミサイル実験の中止を表明している中でこうした訓練を継続するということは明確に「北朝鮮の言うことは信用ならない」と国際的にメッセージを発していることと同義になります。
なお、今年度のJアラート訓練は昨年度から倍増しており、来週に加えて8月29日、11月21日、2019年2月20日の4回実施予定。つまりは「北朝鮮の脅威は倍増している」と認識していると捉えられても仕方のないもの。
このままでは「蚊帳の外」どころか脅威を煽る有害な「蚊」扱いされても致し方ない立場に置かれてしまいますが、日本政府は自らそれを望んでいるのでしょうか?まさか支持率回復が狙えるなどと勘違いはしていないと願いたいところですが…。
なお、ネット上では「まだやるの?」「茶番だ」「この期に及んで挑発するつもり?」などと呆れかえる反応が多い一方、当日は大喜利になるのはほぼ確定な情勢です。
昨年度から回数倍増 「Jアラート訓練」いつまでやるのか?
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