民主党を破壊した元凶の「復権」に立民の幹事長が駆け付けるというなんとも残念な事態になっています。詳細は以下から。
通常国会での高度プロフェッショナル制度の採決に同意し、名実ともにエセ野党であることが判明した国民民主党。既に支持率は0%台から回復する兆しもまったく見えず、次の選挙での消滅も取り沙汰されている正真正銘の「死に体」です。
そんな国民民主党で、民進党の代表を務めていながらも民進党を裏切る「売党行為」で完全崩壊させた主犯の前原誠司元外相が8月19日、京都市で開かれた党府連結成大会で、府連会長に就任しました。
裏切り行為へのバッシングを避けるためか、これまで表立った活動を控えてきた前原元外相の動きを共同通信は「自らの『復権』と党勢の拡大へ再始動」と表現していますが、支持率が「永遠の0」と化した国民民主党での「復権」など砂上の楼閣もいいところです。
前原元外相は結成大会で「現実的な政策を掲げた政党が競い合う二大政党制の礎をつくるため、原点に戻って身を粉にして頑張る」と訴えましたが、自らその礎を粉々に打ち壊した人間の言っていい台詞ではありません。
さすがに22日告示の国民民主党の代表選には立候補しないとしましたが、ほとぼりが冷めるまで京都だけでおとなしくしていればワンチャンあるという目論見でしょうか?
ここまでなら鼻で笑って済ませればいい話ですが、問題なのはこの大会に立憲民主党の福山哲郎幹事長も駆け付けたということ。かつては同僚だった同じ京都を選挙区とする福山議員ですが、脇の甘さは否めません。
前原誠司は民進党瓦解の主犯であり、同僚議員らを選別して売った張本人でもあります。そして国民民主党はエセ野党として立法事実のない高度プロフェッショナル制度を含む働き方改革関連法の成立で与党を強力にアシストした存在。
昔のよしみのつもりかもしれませんが、いったい立憲民主党がどこを見て政治をやっているのか、結局は旧民主党時代から体質を変えられないのかという疑問が噴出することは避けられません。
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