JR山手線の品川駅と田町駅の間の、2020年春の開業に向けて建設中の新駅の名前が、「高輪ゲートウェイ駅」に決定しました。
1971年の「西日暮里駅」以来およそ半世紀ぶりとなる新駅の名前について、12月4日の定例会見でJR東日本の深澤祐二社長が「高輪ゲートウェイ駅」とすることを発表しました。
この新駅の駅名は2018年6月に一般公募され、応募が6万4052件で、名称のアイディアは1万3228種類あり、1位は8398票の「高輪」、2位が4265票の「芝浦」、3位は3497票の「芝浜」、4位は2422票の同数で「新品川」と「泉岳寺」でした。
今回決定した「高輪ゲートウェイ」は36票の130位でしたが、社内の選定委員会で検討した結果、国際交流の拠点を目指すことや、この地域には古来より街道が通っていて江戸の玄関口としてにぎわっていたことなどから、「ゲートウェイ」の言葉を使ったこの名称が選ばれました。
深澤社長は「古くから高輪と呼ばれた歴史的背景がある場所で、歴史を受け継ぎ、未来を担う駅名として皆様に愛され浸透してほしい。建設は順調に進み、2年後のオリンピック前には開業できる見通しだ」と語っています。
横文字の入ったスタイリッシュでトレンディな新駅のネーミングは流行に敏感な東京都民に大ウケかと思いきや、ネットでは意外にも「残念」「ダサい」「長すぎる」「街の地価が下がるのでは?」といった比較的ネガティブな反応が飛び交っています。
JR東日本誕生の際の「E電」というまったく定着しなかった愛称を思い出す人もおり、未来志向というよりはレトロな感想を抱く人も少なくないようです。
気がついたらこっそり「高輪」に改名されていたりするのでしょうか?
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