コピペ剽窃や無告知大幅修正の舞台裏も解説?あの「 #日本国紀 」の副読本が出版へ



はたして大量のコピペ剽窃や第5刷での無告知大幅修正の舞台裏が明かされるのでしょうか?期待が高まります。


◆話題の新感覚ライトノベル「日本国紀」とは?
発売と同時にツッコミの嵐が巻き起こっている百田尚樹のウルトラライト(Ultra-right)ないしオルトライト(Alt-right)ノベル「日本国紀」。

大量のコピペ剽窃が発掘され、百田尚樹本人も認めたことから「日本コピペ紀」「日本ウィ紀」と呼ばれ、「男系」を「父親が天皇」と勘違いし、十七条憲法を「民主主義」と呼び、2018年が「平成最後の年」とするなど、妄想垂れ流しの架空戦記ファンタジーであったことから「偽史倭人伝」とも称されました。

熱心な読者らの間違いやコピペの指摘に対し、百田尚樹は名誉棄損や営業妨害として法的措置を取る方針であることをツイッターで表明し、編集の有本香も開示請求を検討するとしていましたが、その後第5刷以降でこれらコピペや誤りがあった場所を大幅に、しかも無告知でこっそりと修正していたことが判明。

これによって図らずも、読者らの丁寧で親切な検証と指摘が事実だったことが明らかになっています。

◆待ち望まれた「日本国紀」副読本が出版へ
こうした状況の中、なんと百田尚樹と有本香の共著で「『日本国紀』の副読本 学校が教えない日本史」が出版されることが明らかになりました。



魚拓

それによると「『日本国紀』の舞台裏を語りつつ、日本の教科書と歴史教育の驚くべき現状を余すところなく解説しています」とのこと。

これを字面通りに読むのであれば、大量に発見されたWikipediaや新聞記事、講談社学術文庫などからのコピペ転載がどのようにして行われたのか、そして「男系」を父親が天皇と勘違いする、十七条憲法は民主主義、2018年が「平成最後の年」といった根本的な間違いがいかにして編集のチェックをすり抜けて出版に至ったのかなどの舞台裏を著者と編集者が語り尽くすものと考えられます。

また、監修として当初はカリスマ予備校講師の金谷俊一郎氏の起用が報じられていながら、発売直前になってなぜかタレントの竹田恒泰と極めて関わりの深い久野潤が突然監修者であると発表されるなど、出版に至るまでの不可解な内部事情の曝露も強く期待されます。

ただし、実際のところは「日本の教科書と歴史教育の驚くべき現状」の解説とも書かれていることから、「日本国紀」にもあった南京大虐殺否定をはじめとする歴史修正主義がてんこ盛りとなる可能性もあり、そうなればこの副読本は追加燃料のガソリンということにもなり得ます。

年の暮れからお正月、熱心な読者らが福笑いや羽根つき、凧揚げの代わりに副読本の間違いやコピペの発掘を冬休みのレジャーとして楽しむことになるのでしょうか?

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