例年よりも日本中で猛威を振るっているインフルエンザ。全国各地の学校では学級閉鎖となるケースも相次いでいます。
ですが日本の社会人は「風邪では絶対休めない」という場合も多く、ウィルスによる感染症であるインフルエンザもなぜか風邪扱いで出社を求められる事も稀ではありません。
そんな中、中日新聞社の報道によると、愛知県みよし市の名古屋刑務所でインフルエンザが大流行し、受刑者約200人と職員約100人の300人が発症したそうです。
1月29日夕方の時点で受刑者122人が感染しており、最初の発症者が出た2018年12月20日ごろからの累計は全収容者の11.6%にあたる198人に。また職員も1月30日時点で36人が罹患し、累計で全職員の21%の95人が感染しています。
感染が判明した受刑者は症状が軽くなるまで別の部屋に隔離しており、1月26日から全員の体温測定を開始。1月28日からは食事作りと洗濯以外の刑務作業を中止し、現場の刑務官らに対し毎日診断キットで感染有無の確認も始まっています。
当然といえば当然の措置なのですが、ネット上では「受刑者ですらインフルエンザで休みになるのに…」「うちよりホワイトだ」といった声も。
なお職員の感染割合のほうが高いことから「職員として働くにはブラックなのかも」という指摘も。刑務所の中の方が刑務所の外よりホワイトという、なんとも皮肉な話となっています。
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