あなたの推しのタレントやアーティストのツイート内容も、もしかしたらステマなのかも知れません。詳細は以下から。
京都市が市の施策をPRするため、吉本興業に対して「所属芸人の1ツイート」につき50万円を支払う契約を結んでいたことが京都新聞によって明らかになりました。
京都市は2018年10月に催された「京都国際映画祭」などをPRするため、吉本興業と業務委託契約を締結。同社所属タレントが「京都市盛り上げ隊」として映画祭や市の重要施策を周知するというものでした。
この中で、吉本興業所属のタレントが2回にわたって発信することが盛り込まれおり、ツイートのお値段が1回50万円の計100万円とされていました。
実際に2018年10月、ツイッターで20万人のフォロワーを持つ京都市出身の漫才コンビ「ミキ」の2人が2回にわたって計4回ツイート。
大好きな京都の町並み!!
— ミキ 昴生 兄 (@mikikouseiani) October 10, 2018
京都を愛する人なら誰でも,京都市を応援できるんやって!詳しくはここから!https://t.co/RhD4NvLfZJ#京都市盛り上げ隊#京都国際映画祭2018#京都市ふるさと納税 pic.twitter.com/CII8YFMvPJ
これらのツイートには「京都市盛り上げ隊」「京都国際映画祭2018」「京都市ふるさと納税」といったハッシュタグや京都市のふるさと納税のサイトへのリンクが張られていましたが、広告である旨の記載はなく、いわゆるステルスマーケティング(ステマ)でした。
実際には安く買えないウェブサービスや健康に効果がないと検証された水、安全性に懸念がある医療行為を芸能人が広告と明記せず不自然に持ち上げる「ステマ」。
住民の健康や財産が損なわれる懸念があるわけですが、いくら納税目当てとはいえ、そのような行為の枠組みを地方自治体が積極的に利用し公金を投じるのは倫理面での問題があると言わざるを得ません。
そのような予算を投じるのであれば、むしろ市民がステマに騙されずに済むようなインターネットリテラシーの向上を図る啓蒙活動などに投じたほうがいいのではないでしょうか。
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