英語での日本人の氏名の順番が今後は逆になるようです。詳細は以下から。
柴山文部科学大臣が日本人の氏名の英語表記について、名字を先にするように関係機関などに要請する考えを示しました。
日本人の氏名の英語表記は多くの場合、欧米に倣って名前→名字の順番としています。ですが2000年に当時の文部省の国語審議会は「言語や文化の多様性を生かすため名字を先にするのが望ましい」との答申を出しています。
柴山文部科学大臣はこれを受けて「答申から20年近くが経過したが必ずしも趣旨が十分に共有されていない。残念ながら私の名刺もローマ字の表記は、名前、名字の順番になっている」と指摘。
まずは文部科学省の英語のホームページなどの表記を変更するとし、さらに「強制力を持った形で行うことを想定しているわけではないが、関係機関や報道機関などに要請していきたい」と述べました。
これに併せて河野外務大臣は習近平国家主席や文在寅大統領がそれぞれ欧米でもシー・チーピン、ムン・ジェインと呼ばれている事から、安倍晋三首相もアベ・シンゾーと表記されることが望ましいと発言。
さらに「令和という新しい時代にもなり東京オリンピックなども控えているので、各国の主要な国際報道機関に姓名の順番での表記を要請したい。国内のメディアの中にも英語のメディアを持っているところがあると思うので、ぜひ配慮してほしい」と述べ、オリンピックを前に国内外に日本人の氏名の表記への配慮を要請しました。
なお、欧米でもハンガリーは姓→名の順番となっており、アイスランドでは伝統的には姓自体が存在していません(姓に見えるのは主に〇〇の息子、□□の娘というもの)。
欧米に合わせる必要は得にはありませんが、両方の表記が混在する場合、少なからず混乱も生じそうです。
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