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「お金を払い、ベッドで女性と抱きあう」。どう考えても風俗のお店の話に見えますが、アメリカで誕生したこの不思議なサービス、あくまで性的なものではありません。
Metro - The Snuggery New website offers hour of cuddle time for $60
長い人生の中で、ぎゅっと抱きしめあいたいけれど抱きしめる相手がいない、そんな瞬間はかならず訪れるものです。29歳のニューヨーク出身の女性、Jackie Samuelさんはその「抱きしめあえる相手」になることを選びました。
彼女が始めたのは「The Snuggery」という名前のいわゆる「抱きあい部屋」。1時間60ドル(約4800円)でjackieさんと、ニューヨーク州ペンフィールドにある静かな部屋のベッドの中で抱きあうことができます。
The SNUGGERY Home
「私は抱きあうことが好きで、とてもいいことだと思っているの。でも、みんなそうは思わないみたいだから、アンダーグラウンドの小さなビジネスでちょっとお金になればいいと思っていたの。」
とJackieさんは話しますが、既にアメリカのCNNやFOXといった巨大テレビネットワークが彼女のことを紹介し、全米で話題になっています。
Jackieさんがこのビジネスを始めようと考えたのは大学院に入った時。彼女はこの頃から姉妹と一緒に路上でハグを1ドル(約78円)で売り、1日の売上が80ドル(約6300円)に上る日もあったといいます。フリーハグ・ムーブメントもある中でこの稼ぎっぷりはなかなかやり手と言えるかもしれません。
現在このビジネスを行う中で、彼女に対し性的な意味で抱き合いたいと望む男性もいるにはいるようですが、多くの顧客は性的な境界線を尊重してサービスを受けていっているようです。また、公式HPには性的な誤解を避けるためのFAQも設けられています。例えば
Q:もし抱き合っている間に性的な意味で興奮してしまったらどうしよう?
A:大丈夫、それはよくあることだから。性的な行為は許可されていないけれど、性的な意味で興奮してしまうのは普通のことだし、それで嫌だと考えたりはしないわ。
Q:抱き合ってる時は必ず服は来てなきゃいけないのかい?
A:絶対にね!裸になるのはダメ。
などなど。
Jackieさんは物理的に触れ合うことが癒しの力を持っていると信じており、「The Snuggery」はせわしない人生の喧騒からひと時逃れて、肉体の触れ合いによってもたらされるシンプルな喜びに身を任せる場所だと考えています。
日本でもこのようなサービスは生み出されるのでしょうか?性的な意味に取られないためにはいろいろとハードルも高そうですが、確実に需要はありそうです。
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