Photo by RV1864
アメリカ合衆国の大学生が日常的に嗜む嗜好品として大麻が酒や煙草よりもポピュラーになっていることが判明しました。詳細は以下から。
アメリカ合衆国、ミシガン大学の調査によると、日常的に大麻を嗜む大学生は2007年の3.5%から2014年にはおよそ6%近くにまで増加しました。日常的でなくとも大麻を使用したことのある学生は2006年から増加を続け、調査を開始した1980年以来最大となっているとのこと。
また、2006年には55%も存在していた「大麻は健康に悪い」と考える大学生も2014年には35%にまで減少しています。
一方たばこを日常的に嗜む大学生は1999年の19%から2014年には5%にまで落ち込んでいます。ただし、その代わりに電子たばこ(アメリカではニコチン入りのものも存在します)は大学生に限らず中高生の間でも前年比3倍の伸びを見せるなど、従来のたばこの代替品として機能している模様。
また、アルコールを日常的に嗜む大学生は、そうでない大人よりは多いものの、5%を切っており、大麻の人気とは裏腹です。
なお、日本で危険ドラッグと呼ばれている「合成マリファナ」の人気は落ち目で、「バスソルト」はずっと非常に不人気であるとのこと。
こうした大麻に関する行動や認識の変化は相次ぐアメリカ合衆国の各州での大麻合法化の動きや、オバマ大統領の「大麻はアルコールほど危険とは考えない」発言を始めとした大麻の安全性への理解の進展などの結果と言えそうです。しかもこの数値は未だ州法で大麻が禁止されているミシガン州での話。既に合法化されている州では数字はさらに違ったものとなっていそうです。
オバマ大統領が「大麻が酒よりも危険だとは考えない」とインタビューで回答 | BUZZAP!(バザップ!)
大麻の危険性はアルコールに比べてたった1/114でしかないことが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)
大麻は別に危険ではなくたばこや酒よりも身近にある嗜好品。アメリカ合衆国の若者の間ではそんな認識が今後当たり前になっていくのかもしれません。
※調査数値のグラフなどは以下記事から閲覧できます。
More College Students Use Marijuana Daily, Study Finds - WSJ
(Photo by RV1864)
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