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社畜の必需品、エナジードリンク。これがないと仕事なんて無理だという人も大勢いますが、未成年者に飲ませるべきではないドラッグ並みの有害さであるという警告が出されています。
レッドブル、モンスターエナジー、バーン、今やコンビニの棚を1列占領する程飲まれているエナジードリンク。終電までの激務を毎日これで乗り切っているサラリーマンも多いのではないでしょうか。
しかしイギリスでは政府のアドバイザーがエナジードリンクはドラッグ並に有害であり、未成年の学生たちの飲用を禁止すべきだとの警告まで行われています。
理由としては、エナジードリンクに含まれる大量の砂糖とカフェインが子どもたちを行動過多の状態にし、コントロールを困難にしているとのこと。実際に500mlのエナジードリンクの中にはティースプーン13杯分の砂糖と、コーラ4缶分に当たる160mgのカフェインが含まれているものもあります。
イギリスではメーカーと小売店がエナジードリンクの16歳未満への販売を行わないようにしていますが、子どもたちが購入することを禁止する法律はまだありません。
Photo by Luc Legay
Leon Restaurantの共同創始者で政府アドバイザーのJohn Vincentは「エナジードリンクは事実上ドラッグの別の形だ」と指摘します。
「私たちの目から見ると、あれだけの砂糖とカフェインを含んでいるエナジードリンクを飲ませるというのは事実上学校内でドラッグを許可しているのと変わらない。
そんなものが学校生活の一部であっていいとは考えない。エナジードリンクは子どもたちの集中力や感受性にダメージを与え、健康上の影響もある」
とのことです。学校の教師や生徒からは、エナジードリンクを飲んだ子どもたちには気持ちが悪くなる、震える、フラフラするなどの証言も出ており、英国食品基準庁も高カフェイン飲料は子供に対して制限すべきであるとしています。
英国食品基準庁のスポークスマンは
「未成年者のエナジードリンクの消費は潜在的に短期的に興奮性の増加、いらだち、神経過敏、不安などを引き起こす可能性がある」
としています。テストや受験勉強のためにエナジードリンクを飲む未成年者も少なくありませんが、頭が冴えるよりも却って邪魔になる症状を引き出す可能性には十分注意する必要がありそうです。
そして毎日のように常飲している社会人の皆さんも、どれだけそのエナジードリンクが有効か、もう一度問い返してみたほうがよさそうです。
レッドブルを飲んで死亡!?飲み過ぎてはいけないエナジードリンク、その理由とは? - NAVER まとめ
Energy drinks do as much harm as drugs Ban them from schools, urges health expert Mail Online
(Photo by sacco1989, Luc Legay)
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