インドビザがインド到着時に空港で取得できることに

インドを旅する人にとっての大問題、それがインドビザ。なんとこの度、世界のほぼ全ての国の国民が空港到着時にインドビザが取得できるようになる大改革が行われることになりました。

一昨年オンラインビザ申請システムが導入され、その厳格な審査で追い返される人が続出したインドビザ。ちょっとした記載ミスやタイポですら無慈悲にやり直しを宣告され、有給を無駄にしたり出発日に間に合わないといった事案が相次いでいましたが、今後は状況が大きく変わりそうです。

インド政府は2月5日、インドのアライバルビザの取得の簡易化を行うことを決定しました。パキスタン、スーダン、アフガニスタン、イラン、イラク、ナイジェリア、スリランカ、ソマリアの8カ国を除いた世界の180カ国余の国民はインド到着時にビザを発給されることになりました。

目的は年々増加するインドへの外国人観光客のさらなる増加を狙っての措置とのこと。9月までに空港の入国管理局の人員拡張や設備の増設を終え、次の観光シーズンの始まる10月から実施したい考えです。

当初はインド情報局がセキュリティの問題からビザの簡易化に反対していましたが、最終的に同意。これにより、外国人旅行者は事前にインド大使館（領事館）を訪れずに所定のウェブサイトを通じた申請の提出で、2,3日以内に入国許可を取得することができるようになり、直接インドの空港でアライバルビザが発給されます。

一気に楽になりそうですが、問題はチェックの厳格さです。これまでは記載ミスなどでは大使館で追い返されるだけで済みましたが、デリー空港到着時に突っ返されることになるとさすがに笑えません。

また、現在日本人が取得できるアライバルビザは14日間ですが、このシステム変更によって発給されるビザの日数がどうなるのかは現時点では確認できません。6ヶ月取得できるのであれば嬉しいところですが、果たしてどうなるのか。

嬉しいニュースには大体オチがつくのがインドですが、今回はどんな珍エピソードが生まれるのか、非常に注目されます。

All but eight countries to get visa-on-arrival The Indian Express