Photo by David Yu
先日話題となった渋谷区の同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める条例案ですが、世田谷区の導入検討に続き、東京都知事と横浜市長らが支持を表明しており、大きなうねりになりそうです。詳細は以下から。
BUZZAP!では先週東京都渋谷区が同性同士をパートナーであると認める証明書を発行する条例案を日本で初めて提出するというニュースを伝え、大きな反響がありました。
【追記あり】日本初、渋谷区が同性カップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する条例案提出へ、世田谷区でも検討中 | Your News Online
気持ちの問題だけではどうにもならない賃貸住宅の入居や病院での面会などにおける「家族ではない」という法的な壁がこれまで同性カップルにとっては大きな問題となっていましたが、渋谷区は証明書の発行によって同性カップルを夫婦と同等に扱うよう求めており、条例違反の事業者名の公表などの規定も盛り込まれるなど意欲的な内容となっています。
このニュースに、性同一性障害を公表している上川あや世田谷区議会議員が世田谷区でも同様の条例が検討中であることをツイッター上で明らかにしており渋谷区だけの話ではないことが明らかになりましたが、今週になって舛添要一東京都知事、林文子横浜市長らが「積極的な評価をしていいと思う」「とてもいいこと」と支持を表明しました。
舛添都知事は17日の記者会見で「性的指向が異なる方々はいっぱいいる。偏見や差別はあってはいけない」とし、渋谷区の条例案が通過した後にフォローアップしてプラスマイナスを検証し、国民的な合意を得ていくべきだとの見方を示しています。
舛添都知事「積極的に評価」 渋谷区の同性パートナー条例案 - 産経ニュース
林横浜市長は渋谷区と同様の条例の制定を目指すとともに、どういう形での支援が望ましいか、課題を整理するよう指示した」として具体的な検討を始めていることを明らかにしています。
同性カップル支援、横浜市も検討 市長が課題整理を指示:朝日新聞デジタル
東京都、横浜市という巨大な自治体が支持を表明したことで同性パートナー条例の議論は大きくメジャーなものとなってきそうです。今のところ首都圏のみでの支持表明ですが、他の地方にもうねりが広がっていくことが期待されます。
(Photo by David Yu)
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