便利さと同時に犯罪への利用が懸念されるドローン。アメリカ合衆国ではこんな事例が既に起こっています。詳細は以下から。
個人的な楽しみだけに留まらず、報道やビジネスのシーンでも活躍が期待されているドローン。ですがテロや犯罪への利用も簡単にできてしまうことが問題視もされており、日本では既に一部法規制も行われています。
そうした状況の中で、アメリカ合衆国オクラホマ州では「刑務所への禁制品の輸送」という心配されていた犯罪が既に発生していました。一体どんなものが運び込まれたのでしょうか。
オクラホマ州政府によると、事件が起きたのは10月26日のこと。午前9時頃にオクラホマ州刑務所のスタッフが所内の地面にドローンが墜落しているのを発見。検証したところ、刑務所の塀を超えて侵入しようとしたドローンが有刺鉄線にを越えようとした際に引っかかって墜落したことが判明しました。
ドローンは釣り糸で一束の荷物を吊り下げており、中身を調べると多くの所内禁制品が発見されました。その内訳は
・2つの長さ30cmの金のこの刃
・携帯電話とバッテリー
・携帯電話用ハンズフリー
・2箱の「Newport」(タバコ)
・2箱の「Black & Mild」(葉巻)
・2つの瞬間接着剤チューブ
・150gの大麻が入った袋
・23gの覚醒剤が入った袋
・1g弱のコカインが入った袋
であったことが発表されました。外部との連絡や脱獄に使えそうなツールから違法薬物にタバコと、道具屋でも開こうとしたのかと思うほどの品揃えです。
今回はあえなく失敗して発見されましたが、まさに心配されていたドローンによる犯罪が実行に移されてしまったことで、今後の法規制の流れに影響を与えていくことになりそうです。
Drone carrying cellphones, drugs, hacksaw blades crashes at Oklahoma prison Boing Boing
Oklahoma Department of Corrections
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