東京五輪ボランティアに求める要件の素案が何様?状態になっています。詳細は以下から。
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が4日に大会ボランティアに求める要件の素案を明らかにしたのですが、あまりにもボランティア希望者に全てを丸投げしすぎています。これで8万人も集まるのでしょうか?
組織委員会によると、大会ボランティアに求める要件は「コミュニケーション能力がある」「外国語が話せる」「1日8時間、10日間以上できる」「採用面接や3段階の研修を受けられる」「20年4月1日時点で18歳以上」「競技の知識があるか、観戦経験がある」など、極めてハードルの高いもの。フルで10日間だけでも大変ですが、3段階の研修まで考えると社会人には厳しいことになりそう。
また、語学や競技知識の習得は各自の努力に任される他、宿泊費や交通費も全て自己負担。観客誘導や警備など、原則的に会場内で活動することとなるため、首都圏以外の人にとってはこちらもハードルになりそうです。
若い大学生らの応募を当てにしているのかもしれませんが、学費の高騰や奨学金返済の問題が取りざたされていることからも分かるように、最近の大学生は昔の大学生ほど暇と金をもてあましてはいません。
唯一の救いはユニフォームの支給なのですが、以前BUZZAP!でも紹介したように、東京オリンピック・パラリンピックに向けた東京都観光ボランティアのユニフォームが酷いことになっていたため、今回の大会ボランティア用のユニフォームの魅力にも疑問符を付けざるを得ません。
ロンドンオリンピックでは7万人のボランティアに24万人の応募があったとされていますが、果たしてどれだけ希望者が集まるのでしょうか?金が掛かりすぎているとの批判への対応とも言えそうですが、あれだけ新国立競技場に大金をつぎ込んでおいて、ボランティアはやる側にコスト丸投げというのはまったく笑えません。
東京五輪ボランティア、必要なのは語学と… 素案が判明:朝日新聞デジタル
岩波書店
売り上げランキング: 99,679
・関連記事
タマキフジエのデザインした東京都観光ボランティアのユニフォームがあり得ないほど酷い上に普段の作風と違いすぎると話題に | Your News Online
もはや詐欺!?「世界一カネのかからない」はずだった東京オリンピック費用が予定の6倍の1.8兆円に | Your News Online
2020年東京五輪消滅か、不正支払い認定ならロンドンで代替開催の可能性 | Your News Online
【東京五輪贈賄疑惑】JOC竹田会長「支払った2.3億円の使途は知らないし連絡も取れない。でも支払先は電通が『実績ある』と言ったからペーパーカンパニーじゃない!」 | Your News Online
【東京五輪贈賄疑惑】JOC竹田会長「2億4800万円の送金は実績ある会社への正式な業務契約に基づく対価だ!」→支払先が完全なペーパーカンパニーでした | Your News Online