カリフォルニア州の待ちに待った大麻合法化を祝ってか、新年に合わせてイタズラが行われました。
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに位置し、世界的な映画産業の中心地として知られるハリウッド。このハリウッドの象徴として知られるハリウッドサインに新年を迎える深夜にイタズラが仕掛けられました。
監視カメラに捉えられた映像によると、ひとりの黒い服に身を包んだ男性がハリウッドサインのあるマウント・リーを登り、サインに防水シートのようなものを掛けて文字を書き換えたのです。
「Hollywood(ハリウッド)」の後半の2つ並んだ「O」の文字が「e」に変えられ、看板が「Hollyweed」になってしまったのです。「weed」は英語の雑草を意味しますが、大麻を指す俗語として一般的に知られた言葉でもあります。
折しも今年のアメリカ大統領選挙の日にカリフォルニア州ではレクリエーションを目的とした大麻を合法化する「Prop. 64」が賛成多数で可決されました。医療大麻は既に合法化されていたため、これでカリフォルニア州では大麻が完全に合法化されたこととなります。
また、書き換えに使われた黒い防水シートの片方にはラブ&ピースのサイン、もう片方にはハートマークが描かれていたことなどから、ロサンゼルスの住民の間では大麻合法化を祝ったイタズラなのではないかとの憶測も飛び交っているようです。
なお、ハリウッドサインへのイタズラは今回が初めてではありません。1976年にはカリフォルニア州立大学ノースリッジ校の学生Daniel Finegoodさんが芸術クラスの制作の一環としてサインを「Hollyweed」に書き換えています。
現時点では容疑者は浮かび上がっていませんが、サイン自体を傷つけたり破壊した訳ではないため、ロサンゼルス市警は不法侵入の容疑で捜査することになるだろうとのこと。
Hollywood sign altered to read 'Hollyweed' - LA Times
'Hollyweed'_ Prankster alters LA's landmark sign _ Reuters
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