ファミマがTポイントから撤退することになりそうです。詳細は以下から。
ユニー・ファミリーマートホールディングス株を約37%保有する筆頭株主である伊藤忠商事の岡藤正広社長は5日、独自の新ポイントカードの導入や金融事業への参入を検討していることを明らかにしました。
早ければ今年度内にも具体的な事業内容を固め、1年程度で事業家の目処を付ける構想です。
独自のポイントカードといえばセブン&アイ・ホールディングスの展開するセブンイレブンは先駆けて「nanaco(ナナコ)」を展開、関連店舗でのポイント付与や決済業務を行っています。この独自のポイントカードによって利益を流出させず、自らに還元させてゆくことが可能となっています。
同様にセブン&アイ・ホールディングスの子会社のセブン銀行も2017年3月期には手数料収入等で251億円の純利益を計上しています。
ファミリーマートはこれまでTSUTAYA系の「Tポイント」を採用、ATMもイーネットやゆうちょ銀行のものを設置しており、岡藤社長の言葉を借りれば「ATMもポイントも(利益の)流出がすごい」事になっています。
ファミリーマートといえば2016年9月にサークルKサンクスと経営統合を行い、サークルKとサンクスで使われていた「Rポイント(楽天スーパーポイント)」から「Tポイント」への切り替えが行われたばかり。
ファミマとサークルKサンクス、統合後Tポイントに統一:朝日新聞デジタル
それから1年も経たないうちに独自ポイントカードへの移行が示されるなど、元々サークルKやサンクスを主に使っていた顧客にとってはなかなか慌ただしいことになりそうです。
伊藤忠、ファミマで使える新ポイント制度検討 社長言及:朝日新聞デジタル
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