石破元幹事長が自民総裁選「延期当然あり得る」と発言、災害対策優先の視点から



北海道で発生した最大震度7の地震を受け、総裁選の延期の提案です。詳細は以下から。


自民党総裁選に立候補する事を決めている石破茂元幹事長は9月6日に同日北海道で発生した最大震度7の地震を踏まえ、総裁選の日程を延期すべきとの考えを示しました。

総裁選は9月7日告示で20日投開票を予定していますが、初動が極めて重要な災害への対応に全力を尽くすために日程を延期すべきとの考えです。

石破氏は石破派会合で「政府としてありとあらゆる力を注いで、対応に万全を期すことを求めなければいけない。与党の一員としてそれを全力で支える」と述べて災害対応の重要性を指摘し、与党議員としてサポートを行う事を明言。

そのうえで「総裁選の延期は当然あり得ることだ。災害対応に全力をあげ、議論が行われ、党員の判断を仰ぐ両立を図ることこそ、国民に果たす使命」として、緊急性の極めて高い災害対応のために総裁選を延期すべきだとの考えを示しました。

現時点で自民党は臨時役員会で、予定通り7日に告示するものの、7~9日の3日間は記者会見など一連の日程を自粛する方針を決めていますが、延期については触れていません。

なお、安倍首相は現時点で9月10日から13日までロシア極東のウラジオストクを訪問する予定となっており、これだけで少なくとも総裁選の告示以降の半分近くの期間で議論ができないということになります。

当然その後も災害対応は続く事が見込まれるため、勝った方が次期内閣総理大臣となるという国民全員に大きく関係する政権与党の総裁選において、議論の場が十分に設けられない可能性があります。

石破氏の提案は極めてもっともで理に適ったもの。「丁寧な説明」をモットーとする安倍首相としては、ライバルとの闊達な議論という最良の説明の場をわざわざ捨てる理由もないはずですが…どうなるのでしょうか?

・関連記事
【追記あり】石破氏の掲げる「正直、公正」は安倍首相への個人攻撃、自民党が驚きの見解を披露 | Your News Online

丁寧な…説明…?安倍首相周辺から「投票権のない一般人にも届くような討論会をしても仕方ない」の声 | Your News Online

【?】安倍首相「現職がいるのに総裁選に出るというのは、現職に辞めろと迫るのと同じだ」 | Your News Online

加計学園問題の愛媛県新文書に関し、加計学園と安倍首相が深すぎる墓穴を掘ってしまう | Your News Online

【嘘つき確定】安倍首相、わずか30秒の間に「私と加計理事長と下村大臣で3人で会食したことはあります」及び「ない」という真逆の答弁をしてしまう | Your News Online

菅官房長官、安倍首相の森友公文書改ざん問題に関する虚偽答弁を大曝露してしまう | Your News Online

安倍首相「高プロは労働者のニーズではなく経団連らの要望」と白状、立法事実が完全消滅 | Your News Online