内心がうっかり漏れ出してしまったのでしょうか?詳細は以下から。
安倍晋三首相が11月2日の衆院予算委員会で、答弁の中で再び自らを「立法府の長」と「言い間違い」をしてしまいました。2016年5月16日の衆院予算委員会以来2年ぶり3度目となります。
安倍首相は国民民主党の奥野総一郎氏が「(国会議員の)定数削減に真剣に取り組むのか」との質問に答え「我々は15議席削減した。削減が多ければ多いほどいいのか、という議論もしなければならない」とした上で、「私はいま立法府の長として立っている」と述べました。
三権分立について改めて述べるまでもありませんが、内閣総理大臣は行政府の長ではあるものの、立法府の長ではありません。立法府の長と呼べるのは衆議院議長と参議院議長となります。この発言を受けて委員会室がざわつき、安倍首相は直後に謝罪し、訂正を行いました。
安倍首相が自らを「立法府の長」と始めて呼んだのは2007年の第一次安倍内閣時代。当時の民主党の簗瀬進議員の質問の際で、弁護士でもある梁瀬議員は安倍首相が「立法府の長」と自称した際、即座に憲法尊重擁護義務と三権分立の原則を持ち出してこれを否定し「行政府の長」であると訂正しています。
2度目は上述した2016年5月16日の衆院予算委員会での当時の民進党の山尾志桜里政調会長への答弁で、「議会についてはですね。私は立法府、立法府の長であります」と述べています。
さて今回で言い間違いも「3度目の正直」となりましたが、安倍首相は実際に自らを「立法府の長」だと考えているのでしょうか?
特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、高度プロフェッショナル制度などがどのように審議・可決されていったかを思い出すと、いろいろ思い当たる節もありそうですが…。
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