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大麻合法化の波が東アジアにもやってきています。詳細は以下から。
韓国で東アジアとしては初めて医療大麻が合法化されたことをFinancial Timesなどが報じています。
それによると韓国の国会は11月23日に麻薬取締法を改正し、てんかんを始めとした難病患者への非幻覚性の医療大麻の処方を合法化しました。
ただし、今回の法改正で可能となった医療大麻の処方は厳格な規制の下に行われることになります。
患者はKorea Orphan Drug Centreに医療大麻の申請をする必要があり、同時に医師の処方箋も求められます。なお、許可が降りるかはケースバイケースだとのこと。
韓国は最も大麻への罰則が厳しい国のひとつとされており、海外で合法な大麻を使用した場合でも逮捕、起訴されるため、今回の医療大麻の合法化は世界中で驚きをもって迎えられています。
先日G7として初めてレクリエーション目的の大麻が合法化されたカナダのトロントを拠点とする大麻ベンチャーキャピタル「Ela Capital」のCEO、Vijay Sappaniさんは以下のように述べています。
韓国の医療大麻合法化は厳しい規制と製品の制限があるとは言え、世界的な大麻産業からすれば特筆すべきブレイクスルーだ。韓国が東アジアで最初に医療大麻を国家レベルで合法化した重要性はなかなか理解されないだろう。今、関心は他のアジアの国々が韓国に続くかどうかではなく、いつ続くかになった。
実際問題として、以前BUZZAP!でもお伝えしたようにタイでも医療大麻合法化の動きが現実のものとなっている他、世界で最も厳しい大麻規制と言われるマレーシアでも医療大麻を合法化する動きが始まっています。
遠からず違法とする国が少数派になっていくのかもしれません。
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デイズジャパン (2018-08-20)
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