鳴り物入りで始まり、大混乱の続く7payがわずか3ヶ月でサービス終了となる模様です。詳細は以下から。
セブン&アイ・ホールディングスが独自のキャッシュレス決済として2019年7月1日から開始したサービス「7pay(セブンペイ)」を9月末で終了する方針を固めました。
7payはサービス開始直後の7月2日から不正アクセスが多数報告され、被害者数は約900名、被害総額は約5500万円にも上る大問題となっていました。
7payには二段階認証もなく、「第三者がパスワードを変更できてしまう」というセキュリティ上の重大な欠陥が存在しており、パスワードリセットを別のメールアドレスからできてしまうという致命的なレベルの低さには驚きの声が上がっていました。
また7月4日に行われた緊急会見ではセブンペイの小林強社長が二段階認証について理解できていなかったと思わざるを得ない場面もあり、信頼性を自ら大きく毀損してしまいます。
その後はクレジットカードによるチャージを停止するなどの措置を取っていましたが、7月30日にセキュリティ強化の一環として行われたパスワードの一斉リセットの際にはチャージ残高が消えてしまうといった報告がユーザーらから上がるなど、踏んだり蹴ったりの状態でした。
正式発表は8月1日午後からの記者会見で明らかにされるとのこと。撤退理由はセキュリティー対策には時間が掛かる上、現状からの信用回復が困難なためとのこと。9月末でサービス終了となった後、残高が残っている利用者には10月1日に以降返金対応するとのことです。
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