東京都には1400万人ほど人が住んでいるはずですが…。詳細は以下から。
東京五輪時の交通混雑緩和のため、首都高速道路の都内の料金を日中1000円値上げするロードプライシングについて東京都が意見公募したところ、賛成意見が反対意見を上回っていたことが判明しました。
都や大会組織委員会などはこれをもって「一定の理解が得られた」とし、料金施策を進める見込みです。
ロードプライシングを含めた首都高の料金施策に関する方針は8月末にまとまっており、9月26日までの1ヶ月間、意見公募を実施していました。
ただし、この意見公募寄せられた意見は39通のみ。その中で賛成意見は26件で、「世界では当たり前に導入されている」「料金施策により交通量をコントロールするのはよい案」などとするもの。
一方で「運送業や国民の生活に影響を与える施策を軽々しく採用すべきではない」「一般道への影響が大きい」など反対意見は10件に留まりました。
なお、そもそもこの意見公募の実施を1400万人の東京都民のどの程度が認識していたのかは不明です。
この方針が決定となれば、オリンピック中の首都高の料金は最低でも通常料金の1.7倍となり、走行距離によっては4倍近くの料金を取られるケースも発生します。
また当然ながら、首都高に乗るのを諦めたドライバーが一般道を走る事になるため、環七や環八などの渋滞が激化する事は想像に難くありません。
本当に首都高速の渋滞を解消するためには、東京への車の流入を減らすために外環道と圏央道は大会期間中は無料か、せめて半額以下にすべきとの指摘もありましたが、そちらの方針は未定のようです。
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