「あおり運転」そのものを違法化へ、悪質ドライバーには免許取り消しや懲役刑も



多少は日本人の運転マナーも改善されることになるのでしょうか?詳細は以下から。


2018年には1万件以上が検挙されたあおり運転。意図的に他人の車の運行を妨害し、事故を誘発するという極めて危険で悪質な行為ですが、これまでは直接取り締まる方法がありませんでした。

車間距離を極端に詰めるなどの場合は道路交通法違反になり、車から降りて相手を殴れば傷害罪に問うこともできますが、あおり運転それ自体は定義もなく野放し状態なのが現状です。

また現行法では、どれだけ危険で悪質なあおり運転をしても、事故を起こして危険運転致死傷容疑などで摘発されて違反の累積がなければ免許取り消しにもできず、悪質ドライバーの取り締りに限界がありました。

これに対して警察庁はあおり運転そのものを違法化して摘発可能とし、行政処分による運転免許の取り消し処分や懲役刑などの厳罰化を図る道路交通法の改正を検討しており、2020年の通常国会に関連法案を提出る方針であることが判明しました。

これまで多くのあおり運転による事故や事件が報じられて大きな批判となり、ドライブレコーダーを搭載して自衛する車も多くなったものの、あおり運転が減る気配はありません。

ドライバーの自制に期待できないのであれば、法で縛らざるを得ないという結論になるのは当然の結果。心と車間距離にはたっぷり余裕を持って運転するのが一人前の大人の「当たり前」のはずですが…。

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