確かにごみ袋をかぶって治療をするよりはまだマシかもしれませんが、きわめて劣悪な環境での戦いを強いられています。詳細は以下から。
大阪市の松井一郎市長が4月14日、記者団の取材に「家庭に使用していない雨がっぱがある人、在庫が余っている人はぜひ大阪府市に連絡してほしい。しっかりと購入させていただく」と提供を呼び掛けました。
これは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大阪府内の医療現場で防護服が不足していることを受けたもの。
医療現場では防護服が足りなくなり「ごみ袋をかぶって(医師らが)治療している状態だ」と窮状を説明。一般市民らの協力の必要性を訴えました。
雨がっぱの購入条件は「透明で未開封のもの」のみが対象。松井市長ははフェイスシールドについても不足しているとして「手作りでも、あればいただきたい」と付け加えました。
これらは大阪府市が窓口として買い取る方針で、詳細は今後詰めるとしており、実際に医師らのもとに届くまでにはまだ時間がかかりそうです。
なお、こうした事態は現在ロックダウン中のニューヨークでも起きており、防護服代わりにごみ袋を着用せざるを得ず、看護師が新型コロナに感染して死亡した例も。当然ごみ袋が雨がっぱに変わったとしても感染を防ぐことはできません。
産経新聞の4月9日の記事によると、大阪府は1日の平均感染者数が1000人の「オーバーシュート」発生時には、高密度マスク「N95」と防護服、フェースシールドがそれぞれ220万枚、医療用手袋は450万組が必要と算出。
ですがN95マスクや防護服、フェイスシールドはすでに府の備品に在庫がない上、調達も難しい状況とのこと。また医療用手袋の在庫も7万組と、まったく足りていないのが現状。名実ともに医療崩壊に直面しているということになりそうです。
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