これまでも何度となく叫ばれてきた東京オリンピック中止のうわさ。ですがここに来て中止に向けたタイムスケジュールから再誘致の話までもが飛び出してくる事態となりました。詳細は以下から。
事の発端は10月21日の作家の本間龍氏のツイート。IOCが東京オリンピック中止を決定しており、すでに政府や組織委、電通などに内々に伝えていたとしています。
理由としてはやはり欧州を中心とした新型コロナの第2波の影響を鑑みてとのこと。
同日に、7月末に実施された「コロナ禍のスポーツ観戦意識調査」で、2021年の東京オリンピックについて84.8%が「現実問題として、来年の開催も難しいと思う」と回答していたことが明らかになりました。
ですが23日、菅首相は「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催し、東日本大震災の被災地が復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信する場にしたい」と表明。
あくまで21年7月までに新型コロナを全人類として克服した上でオリンピックが開催可能だとの認識を明らかにしました。
ところが同日、日刊ゲンダイは上述の本間龍氏のインタビューを掲載し、11月中旬にもIOCから中止が正式告知される見込みであることに加え、2032年の東京オリンピック開催に向けて再招致を行う可能性についても報じています。
この案はすでに1ヶ月前の段階で浮上しており、それによると2021年1月に中止を正式発表するのと同時に再招致を宣言するものということ。
実際問題、国内のみならず世界中から大勢の人が集まって密な状態で観戦するのは現実的ではない、というのは日本人に留まらず多くの人の感覚でしょう。中止は時間の問題…と思っていた人が多いはずで、いざ発表されても驚きは少ないかもしれません。
むしろ心配なのは2032年開催となった時、それまで森喜朗組織委員会会長が元気で続投できるかというところになりそうです。
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