総務省幹部が放送関連会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男らから接待を受けていた贈収賄問題で、菅義偉首相の長男・正剛氏らと会食した山田真貴子内閣広報官が辞職することが明らかになりました。
自民党の森山国対委員長が3月1日、立憲民主党の安住国対委員長と国会内で会談した中で、山田広報官が辞職を申し入れたことを説明しました。「官邸は受理して手続きしている」とのことで、安住氏が記者団に明らかにしました。
山田広報官は1ヶ月分給与の6/10を自主返納し、提供された和牛ステーキと海鮮料理約7万4000円の飲食代を東北新社側に返金していましたが、菅首相は当初続投を求めていました。
菅首相は取材に対し、山田氏が「深く反省し、おわび申し上げている。やはり女性の広報官として期待しているので、そのまま専念してほしい」と述べていました。
山田広報官については今朝入院していたことが報じられ、甘利明元経済再生担当相や
河合あんり議員、吉川元農水相などの前例から「いつもの手口」との批判も広がっていたところ。当然今後は辞任によって幕引きを狙おうとしているという批判に切り替わることになりそうですが…。
【9:13追記】
政府が山田広報官が辞職したことを発表しました。辞職の理由や経緯の説明次第では新たな火種になる可能性があります。
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