大阪で人工呼吸器が不足していることが報じられましたが、政府はインドに300台を供与することを発表しました。詳細は以下から。
◆大阪では人工呼吸器も麻酔薬も看護師も足りず「医療崩壊」に
4月27日のテレ朝newsによると、大阪では新型コロナ変異株の感染が拡大し病床がひっ迫。
大阪医科薬科大学病院の感染対策室長・浮村聡教授によると、病棟を改造して重症患者を診る体制を作ろうとしているものの、人工呼吸器が足りず、新規購入では2ヶ月待ちとのこと。これは世界中の新型コロナ対策で呼吸器使われているためで、全世界的に品薄になっているため。
加えて呼吸器を扱える看護師や、呼吸器を付けるための麻酔薬も不足しており、極めて深刻な医療崩壊が発生しています。
◆政府はインドに人工呼吸器300台を供与
一方、4月30日の記者会見で加藤勝信官房長官は、日本政府が感染爆発中のインドに人工呼吸器300台と酸素濃縮器300台を供与すると発表。
加藤官房長官は理由を「人道的な観点と、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた重要なパートナーであるインドとの友好関係に鑑み、緊急援助を行う」としています。
インドは現在「インド変異株」の感染爆発により、感染者数は世界第2位にまで激増しており、酸素不足も深刻です。
確かに人道的支援も外交的な友好関係の構築も重要ですが、自宅待機やホテル療養でまともな医療を受けられない日本人感染者には酷な話と言えそうです。
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