日本の外国人43.6%増加し274万7137人に、日本人は1.4%減少で1億2339万8962人、国勢調査確定値



日本の少子高齢化に伴う人口減少を補っているのは外国人でした。詳細は以下から。


2020年の国勢調査の確定値が発表され、日本の総人口は前回調査の2015年から0.7%にあたる94万8646人減少し、1億2614万6099人になったことが発表されました。


人口が増加したのは東京を筆頭とした8都県に留まっており、それ以外は大阪や京都も含め軒並み減少しています。


その中でも日本人人口は前回から1.4%にあたる178万3253人減少し、1億2339万8962人になっています。


人口減少率が1%を超えるのは今回が初めてです。


その穴を埋めているのが外国人で、現在274万7137人が日本で暮らしています。外国人人口は2015年から43.6%にあたる83万4607人が増加。この5年で飛躍的に増えており、現在は総人口の97.8%が日本人、2.2%が外国人という比率になっています。


また一般世帯数は2015年から237万3000世帯増加して5570万5000世帯となる一方で、1世帯当たり人員は2.21人とさらに減少。


単独世帯と夫婦のみ世帯で58.1%を占め、結婚や出産が難しい状況が浮き彫りとなっています。


加えて65歳以上の割合も26.6%から28.6%に上昇し、過去最高を更新。併せて15歳未満の若年層も11.9%と過去最低を更新しています。


国勢調査ではこの状態を「15歳未満人口の割合は世界で最も低く、65歳以上人口の割合は世界で最も高い水準」と明言しており、名実ともに少子高齢化で世界のトップを独走しています。


ということで、これまで言われてきた少子高齢化、結婚や出産の減少、外国人人口の増加などが、綺麗に数字で表される結果となりました。日本の未来の姿は、これまでとは大きく違ったものになってゆきそうです。

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