感染の再拡大が止まりませんが、このタイミングでの転売解禁でマスクとアルコール消毒液の需給は今後どうなるのでしょうか。第一波の時のことを考えるとかなり不安が広がりそうですが…。詳細は以下から。
7月31日に加藤厚生労働大臣が会見し、これまで転売が禁止されていたマスクやアルコール消毒液の転売規制を解除する手続きを進めることを明らかにしました。
理由はマスクとアルコール消毒液の供給量が大幅に増加し、需給のバランスが改善したためとのこと。
【マスクなどの転売禁止規制解除へ】
— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) July 31, 2020
転売が禁止されていたマスクやアルコール消毒液について、加藤厚生労働大臣は、転売禁止の規制を解除することを明らかにしました。
また、介護施設などに一律に配布してきた布マスクについて、加藤大臣は希望する施設のみに配布すると述べました。 pic.twitter.com/wVs9GJw4mp
ただし、現在新型コロナウイルスは7月30日に全国で1308人の新規感染者数を確認して過去最多を更新しており、31日も東京都で400人以上が感染したことが報じられるなど、感染拡大に歯止めがかからない状態となっています。
このタイミングでの転売解禁はいわゆる「転売ヤー」らによる買い占めと高額転売騒動をふたたび引き起こす可能性もあり、そうなればようやく改善した需給バランスが再度崩壊することになります。
また加藤厚労相は同じ会見で、介護施設や保育施設など今後配布要諦だった8000万枚のアベノマスクについて、希望する施設のみに配布し、残りは国で備蓄する方針を固めたことも表明。少なくとも発送料金の分の税金が浪費されることはなくなった模様です。
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