自民党がスピード感にあふれた先手先手の対応を見せています。詳細は以下から。
ハッシュタグ「 #検察庁法改正案に抗議します 」で数百万の意見を集め、全国的に大きな関心を集めている検察庁法改正案。
この法案の委員会審議は5月8日に与党が強行する形で国公法を扱う内閣委員で審議が始められています。野党側は森雅子法相の出席が必須と求めていましたが、与党はこれを拒否しました。
代わりに武田良太国家公務員制度担当相が答弁していますが、まったく法務省内の議論に関与していないため「本来ならば法務省からお答えすべきこと」「私はその場にいたわけではないので具体的には言えない」といった答弁に終始。
具体的な運用基準すら「ない」と答弁し、法務省で「これから施行日までに決める」としたため、これでは政府への「白紙委任」になるとして野党は退席しました。
これを受けて元新潟県知事で自民党所属の泉田裕彦議員が13時8分に「国会は言論の府であり審議を尽くすことが重要であり強行採決は自殺行為です。与党の理事に強行採決なら退席する旨伝えました」とツイート。
私、国家公務員法等改正案を審議している衆議院内閣委員です。今、一部委員退席のため休憩中です。検察庁法の改正案は争点があり国民のコンセンサスは形成されていません。国会は言論の府であり審議を尽くすことが重要であり強行採決は自殺行為です。与党の理事に強行採決なら退席する旨伝えました。
— 泉田 裕彦 (@IzumidaHirohiko) May 13, 2020
そして16時24分、泉田議員は「内閣委員をはずされることになりました」とツイート。わずか3時間余りでのスピード感あふれる先手先手の対応に驚きの声が上がっています。
「強行採決をすべきでない。」との声が届くのかわかりませんが、内閣委員をはずされることになりました。
— 泉田 裕彦 (@IzumidaHirohiko) May 13, 2020
このツイートには「怖い」「ひどすぎる」といった自民党側の対応への感想とならび、「応援します」「頑張ってください」と支持を表明する声も多数集まっています。
なお、本件のここに至るまでの経緯については以下の3記事で詳細に報じていますのでご参照ください。
「 #検察庁法改正案に抗議します 」ハッシュタグに470万件の声、なぜここまでの炎上が起こるのか | Your News Online
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