日本の右翼政党、次世代の党が「日本のこころを大切にする党」に改名しました。どういうことでしょうか?詳細は以下から。
次世代の党は12月21日に国会内で開かれた議員総会での協議の結果、党名を次世代の党から「日本のこころを大切にする党」に変えることを決めました。
中山恭子代表は党勢拡大に向けて党の理念や考え方を明確に打ち出す必要があるとして党名の変更を主張。しかし、「新しい党名によって党の立ち位置が右傾化していく」として反対していた江口克彦参院議員が先週離党。これにより所属議員はわずか4人にまで減っています。
中野正志幹事長は記者会見で「国政選挙でも地方選挙でも次世代の党名が受け入れられなかった厳しい現実がある。党名を一新して新しい気持ちで臨むしかない」としています。実際、次世代の党は前回の衆院選で議席数を19から2へと激減させ、その後の統一地方選挙でもボロ負け。ですが選挙で受け入れられなかったのは果たして党名なのでしょうか?
「次世代」を標榜しながら石原慎太郎や田母神俊雄など、若さとは無縁で極めて強い右傾化を示す議員や候補者が多く、ネット上などでは戦前回帰を目指す「爺世代の党」などと揶揄されることもあった次世代の党。
「日本のこころを大切にする党」が党の理念や考え方を明確に打ち出しているということですが、次世代の党時代には、日本には古くから衆道の文化があったにも関わらず、同性パートナー制度を「国が壊れていきます」と批判した田母神俊雄元候補や「生産性のないLGBTに支援策は不要」とした杉田水脈元議員のように、日本のこころを大切にしない発言が行われていました。
党名を「日本のこころを大切にする党」に変え、新しい綱領を「日本が長い歴史の中で育んできた風俗、習慣、文化に息づく日本のこころを大切にして、家族を基底においた明るく温かな社会を実現する」と定めた以上、明治時代以降だけでなく古くからの本当の日本のこころをしっかりと活かした政策提言を行ってくれることを望んでやみません。
次世代 党名を「日本のこころを大切にする党」に NHKニュース
次世代の党が党名を一新 「日本のこころを大切にする党」に - 産経ニュース
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