あまりにもセコい、京都府知事が北陸新幹線小浜ルート決定で「便益少ない」と負担軽減を要求

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小浜ルートに決定した北陸新幹線ですが、京都府知事がゴネ始めています。詳細は以下から。

北陸新幹線の敦賀以西で採用される見通しとなった小浜～京都ルートについて、山田啓二京都府知事が12月15日の定例記者会見で「京都府にとって便益は少なく、見合った負担しかできない」として建設費などの1/3を地元が負担するとした現行基準よりも負担を軽減するよう国に求める考えを示しました。

山田知事によると「北陸の人が大阪に、大阪の人が北陸に行くのが便利になるルートで、なぜ京都府が（大きな）負担をしなくてはいけないのか。経済効果ではなく利用者便益を理由にルートを決めたのだから、府の負担も便益の範囲内であるべきだ」と強調しました。

しかしこれは極めておかしな話で、このルートでは京都も停車駅であり、さらには北陸新幹線と東海道新幹線の乗換駅ともなり、便益が少ないという主張が通るものではありません。

京都は今年こそ6位に転落したとはいえ、2年連続で「世界で最も魅力的な都市」に選ばれた世界に名だたる観光都市。いったい北陸の人が京都を素通りして大阪に行くと考えるのはどうしたことなのでしょうか？

もちろん北陸新幹線にも軽井沢に始まり、長野や富山、金沢をはじめ温泉や観光地も多く、京都在住者にとっても利便性が飛躍的に高まる他、外国人観光客らの大きな周遊ルートができれば京都は確実にその中に入ってきます。

山田知事はまさか京都の魅力や集客力を軽く見ているのでしょうか？1200年以上続く都の首長として、みみっちい要求は止めて欲しいところですが…。

小浜ルート建設費、負担軽減を要求へ　京都府知事「便益少ない」 _ 京都新聞

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