民進・野田幹事長「野党第1党として自民党をここまで追い込んだから続投する、蓮舫もだ」



安倍首相が都議選の歴史的敗戦をろくに総括もしなかったことが批判されていましたが、民進党も負けてはいませんでした。ジリ貧の現状認識すらできないのでしょうか?詳細は以下から。


民進党の野田佳彦幹事長は7月3日の記者会見で、東京都議選を受けた自身の責任について、幹事長の座を辞任することもなく、そのまま続投する考えを表明しました。また、蓮舫氏に関してもなんら責任を取らず続投するとの見方を示しました。

野田佳彦幹事長は驚くべき事に「結果は謙虚に受け止めなければいけないが、野党第1党としてここまで自民党を追い込んだ」と述べています。

しかし日本中の誰がどう見ても今回の都議選で自民党をあそこまで追い込んだのは都民ファーストの会の小池旋風であり、また稲田防衛相、安倍首相、豊田真由子議員ら自民党の閣僚・議員らの失言・暴言によるオウンゴールであり、民進党が追い込んだと考えている人は皆無でしょう。

実際に民進党の現職都議は18人いたところ、都議選前に次々と立候補予定者が離党して7人と半減どころではない状態になっており、ようやく5人は当選したものの、この数字は1998年の旧民主党結党以来最低だった2013年の都議選の15議席の1/3という、まさに壊滅状態なのです。

これは自民党を追い込んだどころの話ではなく、民進党も都民ファーストの会に追い込まれて蹴散らされたとしか言いようがありません。2013年に69万票を取った旧民主党は今回は38万票しか取れず、31万票も減らしています。しかも投票率が43.5%から7.77ポイント上昇して51.27%だったにも関わらず、です。

これが37万票減らした自民党、32万票減らした維新の会と並ぶ大敗中の大敗であることは言うまでもありません。

こうした状況でなんら総括もせず、蓮舫代表も野田幹事長も責任を取らずにのうのうと続投を続けるようでは、同様に敗戦の責任を取らない安倍首相らに正当性を与えるだけの結果に終わってしまいます。

地位に恋々とする態度を今の日本人がどのように見るのか、もう少し考えてみた方がよいのではないでしょうか?

代表・幹事長の続投表明=民進・野田氏:時事ドットコム

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