希望の党の初期メンバーから衝撃発言が飛び出しました。「しがらみのない政治」とはいったい何だったのでしょうか?詳細は以下から。
小池都知事が設立した希望の党。極右政党の「日本のこころ」が合流し、党首だった中山恭子元拉致問題担当相も結党メンバーとして届け出られています。
今回の発言を行ったのはこの中山恭子議員の夫であり、今回の衆院選では希望の党から出馬するとされている、現在落選中の中山成彬元文科相。
九州で候補者発掘に奔走している間に中央では民進党の崩壊が進む。私達の小池新党合流から始まった今回の騒ぎに前原代表は右往左往。言うだけ番長の面目躍如。小池代表には民進党丸ごとの合体は絶対ダメと釘を刺していたが大丈夫かな。辻元氏等と一緒なんて冗談じゃない。安倍首相の交代は許されない。
— 中山なりあき(中山成彬) (@nakayamanariaki) 2017年9月27日
(魚拓)
小池都知事は解散・総選挙について「今回の解散総選挙というにわかに起こった状況については、大義がないと申し上げている」と批判しており、安倍晋三首相の改憲案についても「理解に苦しむ。憲法改正が目的化していることは間違いだ」と指摘。首相指名についても「(公明党の)山口那津男(代表)さんがいいと思う」と述べるなど、安倍政権との対決姿勢を明確に打ち出しています。
また27日の結党の記者会見で「しがらみのない政治、大胆な改革を築く。日本をリセットするために希望の党を立ち上げる」と宣言しており、「安倍晋三首相が(衆院)解散をうたっている。であるならば改革のチャンスだ」として、全国規模で候補を擁立する意向を示していました。
その同日に、結党メンバーの夫であり来月に迫った衆院選での候補者が「安倍首相の交代は許されない」という衝撃発言をしてしまったという、極めて衝撃的な事態となっています。
これが希望の党としての本当の方針であれば、希望の党の「しがらみのない政治」「大胆な改革」「日本をリセット」といった耳触りの良い改革方針は全て大嘘ということ。また、中山成彬元文科相の暴走ということであれば、最も近いはずの結党メンバーの身内の統制すら取れていない「烏合の衆」に過ぎないということになります。
いずれにしても致命的な失言となりますが、どうするつもりなのでしょうか?
草思社
売り上げランキング: 16,200
・関連記事
【追記あり】12年前に総務省が制作した短編映像「希望の党」が発掘され、その予見性が話題に | Your News Online
小池新党「希望の党」が掲げる「原発ゼロ」が20000%大嘘である3つの理由 | Your News Online
小池新党「希望の党」、日本のこころ合流で完全なる「極右大行進」に | Your News Online
石原元都知事さえ送っていた「関東大震災の朝鮮人虐殺」への追悼文、小池都知事が断る | Your News Online
2/3超の議席を持つ安倍政権、「国難突破解散」のはずが90議席減でも「勝利宣言」の理由とは? | Your News Online