ドナルド・トランプ入国禁止署名サイトが「希望者殺到」でダウン、署名は40万筆を突破

「イスラム教徒の入国禁止」など、差別的な発言に非難の声が上がっているドナルド・トランプ米大統領候補の入国禁止を求める署名サイトがアクセス集中でダウンしてしまいました。詳細は以下から。

イギリスではドナルド・トランプ米大統領候補の入国を禁止すべきだとする署名活動が始まりましたが、署名が行われていた政府のサイトがダウン。その理由はなんと署名希望者が殺到し、アクセスが集中しすぎたためだったとのことです。

イギリスでは署名が10万筆以上集まった場合は議会での審議の検討対象となりますが、署名がちょうど10万筆を超えた12月9日の朝にアクセス集中のため20分間ほどサイトがダウン。その後も1秒に4人のペースで増えており、日本時間12月10日20時現在で40万筆を突破しています。

署名文は「イギリス政府はこれまでヘイトスピーチを行う人物を数多く入国禁止にしてきた。この原理原則はイギリスに入国しようとする誰に対しても適用されるべきだ」とし、トランプ候補を差別主義者であると明確に糾弾しています。

イギリスの人口が6300万人程度と日本の半分であることを考えると、日本では80万筆程の署名が集まったインパクトになります。

日本のパブリックコメントなどとは違い、実際に議会で審議される対象になる上、政府からの回答も行われるということで、近日中にイギリス政府から何らかの公式発表が行われることとなりそうです。

こうした状態でもまだ共和党の指名争いのトップであるトランプ候補。背景には「強いアメリカ」を求める保守層が支持基盤になっていることなどが挙げられますが、国際社会から向けられる差別主義者という目と、はたしてどう向き合うのでしょうか。

'Ban Donald Trump' petition Website crashes after more than 100,000 sign to reject Republican candidate People News The Independent

UK petition to ban Donald Trump passes 300K - CNNPolitics.com

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