予約システムの残念過ぎる「仕様」が予約開始当日に明らかになった自衛隊による新型コロナの大規模接種。
その後接種は始まりましたが残念な状況が続いていることが明らかになりました。詳細は以下から。
◆予約枠の8割以上が余るガラ空き状態に
岸防衛相が自衛隊の大規模接種センターに関し、6月7日に受付開始した6月14~27日までの予約枠の8割以上が余っていると明らかにしました。
東京会場で14万の枠に対し12万5000枠(89%)、大阪会場では7万の枠に対し5万7000枠(81%)が余っており、文字通りのガラ空き状態となっています。
28日以降は2回目の接種が始まるため、1回目の接種枠が非常に少なくなるとして早めの予約を呼びかけています。
◆4000人以上がキャンセルなしのバックレ
加えて政府は8日、大規模接種センターでのワクチン接種で初日の5月24日から31日までの1週間で、予約をキャンセルせずバックレた人が4081人に上ったとの答弁書を閣議決定しました。
逆に接種に必要な接種券を持たずに来場した人も41人いましたが、全員接種を受けたとのこと。
岸大臣は悪質架空予約に法的手段も示唆していましたが、実際には正規の予約も埋まらず、連絡なしのバックレが横行という残念なことになってしまいました。
身体の弱い高齢者にとっては、馴染みのない遠方の会場まで足を運ぶのは感染リスクを考えなくてもしんどいもの。そもそもの設計段階でミスマッチがあった可能性もあります。
目標の1日100万回接種にも届いておらず、少なくとも1回接種した高齢者も7日現在で23.7%どまりとなっていますが、五輪までにどこまで巻き返せるでしょうか。
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