権利を主張する女性への誹謗中傷は100年前にも行われていました。詳細は以下から。
今でこそ男女平等の考え方が最も広まっていると考えられる欧米諸国ですが、100年前には女性参政権を求めるフェミニストを危険視し、誹謗中傷するポストカードが堂々と広められていました。
フランス革命に伴って発祥したフェミニズムの流れの中で、女性参政権は19世紀半ばから盛んに求められるようになりました。19世紀のうちに実現したのは極限られた一部でしかなく、多くの欧米諸国ですら女性参政権が認められたのは20世紀に入ってからです。
アメリカ合衆国でも認められたのは1920年。ここに集められたポストカードは1900年から第一次世界大戦の終わる1914年までのもの。「女は家にいて家事をすべき」という認識に凝り固まった男性たちによる抵抗が強かったことがよく分かります。
恐ろしいことに、女性の権利を求めるフェミニストらへのステレオタイプな表現は昔も今も変わっていません。100年経っても認識が進化していない男たちの残念さはしっかりと噛みしめるべきでしょう。
Absurd propaganda postcards warning men about the dangers of women’s rights, early 1900s Dangerous Minds
売り上げランキング: 648
・関連記事
サンドイッチから高級ブランドまで、いかに広告が女性を差別し物とみなしてきたかを告発する動画 | Your News Online
大阪府警警官ら5人による「目隠しして手を縛っての集団強姦事件」の不起訴処分を不当として被害女性が検審申し立て | Your News Online
【追記あり】総務省がICT分野での女性活躍支援の「ICT女子プロジェクト」を盛り上げる「ICT48」を「13歳~24歳に限り通信・交通費は自腹」で募集 | Your News Online
ジブリが女性監督起用に「男性は理想主義的で女性は現実的、男性が起用されるのは偶然ではない」と発言、海外で物議に | Your News Online
女性は輝いてる?政治、ビジネス、報道の現場から男性だけを消去した画像が衝撃的 | Your News Online
「おっさんしかいない」「ウケ狙いか」、神奈川県の「女性の活躍応援団」公式サイトがひどい | Your News Online