コロナ禍で通勤ラッシュが多少落ち着いたものの、減便で逆に酷くなる可能性もあります。詳細は以下から。
JR東日本の報道発表によると、2022年3月のダイヤ改正で首都圏の在来線を対象に、最も運転頻度の高い朝通勤ラッシュ時間帯の1時間当たりの運行本数を最大2割削減するそうです。
朝の通勤ラッシュ時には、1時間当たりの運転本数を常磐線快速・常磐線で19本から15本に大幅削減。山手線も内回りを22本から20本、外回りは21本から18本に減らします。これ以外にも多くの路線が減便に。
山手線、中央線快速、常磐線快速・常磐線、京葉線は日中帯も見直し、東海道線、横須賀線、山手線、中央・総武線各駅停車、高崎線、常磐線快速、常磐線各駅停車、総武線快速では夕夜間帯が見直されます。
これに加え、新幹線も定期列車を一部臨時列車に切り替え、需要の状況に合わせて運行するとしており、こちらも実質減便に。特にはやぶさは58本の定期列車が45本になり、やまびこも82本が66本に大幅減となります。
JR東は22年3月期の連結最終損益が1600億円の赤字で低迷が続いています。新型コロナの影響で落ち込んだ鉄道利用がコロナ前の水準に戻らないと想定し、運行体制のスリム化で動力や保守コスト削減を計る考えとのこと。
鉄道利用が減っても減便となれば通勤ラッシュは温存され、密になりやすい状況も続くことになりそうです。
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