Photo by Montauk Beach
アメリカ人の52%が大麻の合法化を支持するとの調査結果がこの度発表されました。支持者が過半数を超えるのは調査を始めて以来始めてとのことです。
アメリカ合衆国のワシントンDCを拠点とするピュー研究所2013年の3月13~17日にかけて1501名の成人に対して大麻合法化を支持するかの調査を実施。調査に寄る許容誤差は2.9%とのことです。
今回の調査において大麻の合法化を支持する人の数は2010年に比べて11ポイントも上昇し、52%となりました。1969年の同様の調査では合法化支持者は12%、反対は84%と圧倒的に反対が多かったのですが、今回始めて逆転しています。なお、合法化反対の意見は45%となっています。
ピュー研究所によると1980年以降に生まれた世代の65%が合法化を支持。この数字は2008年の調査から36%上がっています。また、第二次世界大戦後の20年間に生まれたベビーブーム世代の50%が合法化を支持。これは1990年の調査から17%の上昇。
また、投票者の72%が政府の大麻への法規制はコストに見合うものではないとしています。さらに60%は大麻が合法化された州において連邦政府は連邦法を用いて大麻の使用を妨害するべきではないとしています。
支持政党別に見ると、59%の民主党支持者が合法化を支持、対して共和党支持者は37%に留まっています。ただし、共和党支持者の57%、民主党支持者の59%が連邦法に寄る大麻の規制に反対しており、この割合は拮抗しています。
アメリカ合衆国内の大麻の取り扱いについては、昨年11月にはコロラド州とワシントン州ではレクリエーション目的での大麻の所持と販売が合法化が決定、19の州とワシントンDCでは医療大麻が許可されています。
世界的に大きな話題と鳴ったコロラド州、ワシントン州での大麻合法化が今回の調査での合法化支持に弾みを付けたと見ることもできます。
今後速いスピードでアメリカ社会で大麻をレクリエーションとして合法的に楽しむ習慣が広まるかもしれません。
For first time, majority of Americans favor legalizing marijuana Reuters
(Photo by Montauk Beach)
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