マンデラ氏追悼式のデタラメ手話通訳は「突然天使が舞い降り」「幻覚が見え声が聞こえた」ためと判明

世界中で話題になっているマンデラ氏の追悼式でデタラメな手話通訳が行われた事に関し、通訳した男性からの説明が世間を賑わせています。

東京新聞南ア追悼式　手話男性　「幻覚見えた」国際(TOKYO Web)

世界の雑記帳マンデラ氏追悼式の「でたらめ」手話通訳者が謝罪、持病発症か - 毎日新聞

東京新聞によると、マンデラ氏の追悼式で手話通訳を行った男性は、自身の手話がデタラメだったことについて、BBCや地元新聞などの取材に対して

「会場に突然、天使が舞い降りるのが見え、難しい状態になった」

「幻覚が見えて声が聞こえた。パニックにならないよう自分をコントロールしようとしたが、適切な通訳ができなくなった」

などと説明しているということ。毎日新聞の報道では

「何もできなかった。非常に危険な状況で孤立していた。自分をコントロールし、（自分の中で）起きていることを世界に分からないようにしようと努力した。とても申し訳ない」

と謝罪しており、統合失調症の薬を服用していると語ったともされています。

なお、彼の手話はデタラメで無意味だとされていますが、某アマチュア記号言語学者によると彼の手話は以下のように解読可能であるとのこと。

I'm just a random chancer! Shhh! Don't let on!（俺は単なるデタラメで得するなら何でもやるんだ。シーッ！バラしちゃダメだぜ！）

Look, I'm not *completely* talentless. I can pat my head and rub my tummy at the same time.（見ろよ、俺は全然才能がないわけじゃないんだ。頭を撫でながらお腹をさすることだってできるのさ。）

Blimey, this speech isn't half dragging on. Anyone got a fag.（しまった、このスピーチは半分引きずらないのか。誰か疲れたんだろう。）

Come on, let's get this party started! Big fish, little fish, cardboard box!（さあ、パーティを始めようぜ！大きな魚、小さな魚、段ボール箱！）

I know these speeches are dull, but never mind, apparently Kiss are coming on in a minute.（このスピーチは退屈だ、でも心配すんな、もうすぐキスがやってくるぜ。）

Dear God, please don't let anyone find out I'm a fake（神様、どうか誰にも私がニセモノだとバレませんように。）

Still, at least I didn't take a selfie（まだ、少なくとも私は自画撮りしてませんよ。）

このTelegraphの記事に関しては、解読者の名前も肩書もないことから（ブラックジョークの英国だけに）半分ネタの可能性もあります。

Translated what the Mandela signer was really saying - Telegraph

この翻訳についてはTwitterでいとうせいこう氏が言及したこともあり、一部で「詩的である」と話題となっています。