ローソンが成城石井を買収へ、高級スーパーに本格参入



昨日サークルKサンクス売却打診のニュースをお伝えしたばかりですが、業界第2位のローソンが高級スーパーで知られる成城石井を買収することが明らかになりました。


国内のコンビニエンスストアで第2位のローソン。16日に首都圏を中心に展開する高級スーパーとして知られる成城石井を、保有する投資ファンド丸の内キャピタルから500億円規模で買収する交渉を進めていることが明らかになりました。8月末にも内定する見通しとのこと。

ローソン 成城石井買収の方針 500億円規模 - 毎日新聞

また、三越伊勢丹ホールディングス参加のクイーンズ伊勢丹の買収も検討しているとされており、実現すれば高級スーパーに本格参入することとなります。

ローソンは100円商品を中心に生鮮食品を豊富に扱う「ローソンストア100」や若い女性をターゲットに高級商品を扱う「ナチュラルローソン」など多角的な展開を続けており、今年2月からは広い店舗面積を有し、魚介類なども取り扱う小型スーパー「ローソンマート」の展開も始めており、今回の買収は更なる多角化を目指した形となります。

成城石井は駅構内の小型店が多いことからコンビニ事業でのノウハウを共有できるなどの相乗効果を見込んでいるとのこと。

根強いファンの多い成城石井、これまでも度重なる買収で変化を続けてきましたが、ローソンの傘下で独自の色を保ち続けることができるのでしょうか?


過熱する成城石井争奪戦の舞台裏 相乗効果狙う流通大手が三つ巴、相次ぐ転売の歴史 ビジネスジャーナル

成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?
上阪 徹
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