本日12月24日から京都市バスがPiTaPaやICOCAを始めとした全国10種類のICカードを導入しました。詳細は以下から。
京都市民はもちろん日本中から京都を訪れる観光客に朗報です。これまでなぜか使用できなかったICカードが本日からようやく使用可能になりました。
京都市内を移動するためのメインの交通機関といえばやはりバス。市営地下鉄や私鉄だけでお目当てのお寺や神社にたどり着くのは容易なことではありません。そんな、市民に加えて観光客にとっても大切な足であった京都市バスですが、これまでずっとICカードの使用はできませんでした。
今年9月に遅れ馳せながらもいいところですが、ようやく全国交通系ICカード10種が使用可能とのニュースが流れ、京都市民と京都ファンは歓喜。その運用が本日クリスマスイブからついに開始されたので、実際に使い心地を試してみました。
京都市交通局:平成26年12月24日から市バスでもICカードが使えます!!
バスの入口にICカードのマークが掲示されています。関西系のPiTaPaやICOCAはもちろん、SuicaやPasmoなどが全て使えます。
使用可能カードのリストは以下のとおり。
「Kitaca」JR北海道
「PASMO」PASMO協議会加盟各社局
「Suica」JR東日本
「manaca」名古屋市交通局 名古屋鉄道
「TOICA」JR東海
「PiTaPa」スルッとKANSAI協議会加盟各社局
「ICOCA」JR西日本
「はやかけん」福岡市交通局
「nimoca」西鉄,西鉄バス等
「SUGOCA」JR九州
バスの車内には張り紙。通常の京都市バスは230円(小人120円)の均一料金のため、ICカードをタッチするのは降車時のみ。しかし、岩倉、高雄、横大路、桂などの均一区間外を走る整理券車の場合には、整理券を取る代わりに乗車時にもタッチする必要があるので要注意です。
京都市交通局:市バス調整区間普通運賃(均一区間外)
降車時にはこの読み取り機にタッチするだけ。小銭の用意も両替もいらないので非常に楽です。チャージが不足した場合は差額を払うことも可能。ちなみに運転手さんに聞いたところ、車内でもチャージは可能とのこと。
観光に来る場合は前もってある程度チャージしておいた方がよいでしょう。なお、1日に3回以上乗車するのであればこれまで通り1日乗車券の方がお得になるので、何箇所も回るのであれば京都駅で買っておくのがオススメ。PiTaPaに関しては月間3000円以上の利用で1割程度の割引になるサービスもあります。
この上ないクリスマスプレゼントになった京都市バスへのICカード導入。京都の観光や移動がよりスムーズになりそうです。
別件ですが、京都市バスの停留所などでは「Kyoto Wi-Fi」という無料Wi-Fiサービスが実施されています。これまではWi-Fiを使うためにEメールでゲストコードを取得しなければならないという本末転倒のダメ仕様だったのですが、現在は利用規約への同意のみで利用できるようになっており、外国人観光客を始めとした利用者にとってより使いやすい仕様に変更されています。
京都市:京都市公衆無線LAN整備事業「京都どこでもインターネット」KYOTO Wi-Fiの新たな展開について
次回京都を観光する際、どちらも頭に入れておくとかなり動きやすくなると思われます。
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