下村文科相辞任へ、新国立競技場に関わる不祥事の引責で



疑惑と問題の総合商社状態だった下村博文文部科学大臣が辞意を表明しました。詳細は以下から。


下村博文文部科学大臣は本日25日の記者会見で、大紛糾した新国立競技場の問題に関し「多くの国民に心配と迷惑を掛けた」として安倍首相に辞任を申し入れたことを公表しました。安倍首相は10月に予定されている内閣改造までの続投を求めたとのこと。




下村文科相は今年2月末に発覚した政治資金問題や、その中での虚偽答弁に暴力団との関係、関係者への口止めメールなどに加え、トンデモ科学への傾倒や「東日本大震災は天からの警告」などのオカルト発言など教育のトップを預かる者とは思えない「反面教師」ぶりが明らかとなっていました。

このタイミングでの辞意の表明、そして内閣改造までの続投へは、政権の支持率低下に対するガス抜きとの批判も免れなそうです。

時事ドットコム:辞任申し出も慰留受ける=新国立問題で-下村文科相

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