難民侮辱イラストで全世界に日本の恥じを晒した漫画家はすみとしこがドナルド・トランプらとならんでシリア難民問題へ最悪のリアクションを起こした7人に選ばれました。詳細は以下から。
シリアの難民の少女の写真をトレスし、元写真の撮影者を始め国内外で偏狭な排外主義と事実のあり得ない歪曲に対して大きな批判を招いた漫画家はすみとしこによるイラスト作品。BBCやワシントン・ポスト、アル・アラビーヤなどによって世界中に日本のレイシズムの存在が広く知れ渡る結果となってしまいました。
そのはすみとしこが海外サイトstepFEEDの「シリア難民問題へ最悪のリアクションを起こした7人」に選出されてしまいました。
もちろん選出理由は件のイラスト。記事では「彼女はただ楽しみを求めて爆撃された家から銃弾を逃れ、死んだ家族をも置いて逃げてきた難民がいると信じているようだ」と酷評されています。
他に選出されたのは「ISかもしれない20万人のシリア難民を受け入れたくなどない」と発言し、自らが大統領となった暁にはシリア難民を自国に送還すると明言したアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領候補や、シリア難民らに対して暴力的な扱いを繰り返したハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相。
さらにはSNSで難民に対して排外主義発言を行って謝罪に追い込まれたイギリスのフレッド・ジョンソン市長、「ヨーロッパをイスラム化させない」として難民避けの「壁」の建設を強く主張するオーストリアの極右政党のハインツ=クリスティアン・シュトラーヒェ党首、シリアやイラクの難民の映像に「テロリストが街に向かう?」などのテロップを付けてイスラム嫌悪を煽ったアメリカ合衆国の極右ニュースチャンネルFOX。
そして「誰がテロリストか分からないけど難民には若い男が多く、彼らの中にはテロリストのスパイが容易に紛れ込むことができる」と発言したアメリカ合衆国大統領候補ベン・カールソン、「国境を閉じて軍は違法な難民を入国させるな」とするギリシャのネオナチ政党黄金の夜明けの党首ニコラオス・ミハロリアコス。
はすみとしこのイラストがまさに首相や極右政党党首クラスの排外主義者と肩を並べて語られるにふさわしい差別扇動、排外主義に満ちたヘイトスピーチであると世界が見ていることがよく分かります。
なお、はすみとしこはトレス元の写真の撮影者Jonathan Hyamsさんの要請により同イラストをFacebookページからは削除していますが、その代わりに帰化外国人への差別を扇動するイラストが掲載されています(リンク先閲覧注意)。
いったいどこまで恥を晒し、日本の評判を地に落とせば気が済むのでしょうか?なお、このはすみとしこ、Facebookで4200人以上が参加する「安倍総理を支える会」の管理人でもあります。こうした人物が安倍政権を強く支持しているという事実は安倍政権にとって望ましいものなのでしょうか?
7 of the worst reactions to the Syrian refugee crisis
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