今年の漢字が京都の清水寺で発表されました。詳細は以下から。
日本漢字能力検定協会が主催し、毎年12月に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」。公式サイトやはがきなどで受け付けた応募結果の中で最も投票数が多かった漢字によってその年の世相を表す1文字の漢字が決められます。
今年の漢字に決まったのは「安」。戦後70年を迎えた日本を根底から揺るがした安全保障関連法案の「安」でもあり、パリ同時多発テロを始めとした対テロ戦争への不安が人の心を覆ったともされています。
そして図らずしも、介護報酬や保育士の給与が安いままに放置され、ブラック企業などで安価な労働力として使い捨てられる労働者の問題が徐々に人々の話題にのぼるようになってきたこともひとつの理由とはなりそうです。
投票数の第2位は「爆」。中国人旅行者らが日本で大量に商品を購入する「爆買い」は流行語大賞にも選ばれた他、中東を始め各地で繰り返される爆弾テロのニュースも頻繁に聞かれました。
第3位は「戦」。安全保障関連法案を「戦争法案」と名指して反対され、国会前を10万人以上のデモ隊が埋め尽くしたことは記憶に新しいのではないでしょうか。
全体的に不穏な内容となってしまった今年の漢字。「笑」「楽」「穏」「幸」といったような、明るいものが選ばれるようになって欲しいものです。
今年の漢字は「安」 清水寺で発表 2位「爆」3位「戦」 - 産経WEST
自由国民社 (2015-11-11)
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