東京オリンピックで年間稼働率9割以上の神宮球場が5ヶ月使用中止に、野球200試合に影響


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ヤクルトスワローズの本拠地である明治神宮球場が、東京オリンピック開催前後の2020年の5月から9月まで使用中止を求められていたことが判明、問題になっています。


2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が明治神宮球場の使用を同年の5月から9月まで5ヶ月間にわたって使用中止を求めていたことが判明しました。

神宮球場は言わずと知れたヤクルトスワローズの本拠地。さらに東京六大学野球や夏の高校野球の東・西東京都大会が行われるなど年間で470試合が行われており、9割以上という日本屈指の稼働率を誇ります。

5月から9月までの5ヶ月間神宮球場が使用中止になれば、プロ・アマを含めて200試合余りを別会場で開催する必要がありますし、その際にはヤクルトスワローズ、東京六大学連盟、東都大学連盟、東京都高野連など複数の団体に多大な調整が発生します。

しかし、組織委側は単に「野球以外の用途で球場を使用したい」との説明のみで、中止が必要な理由の説明も無く、中止に伴う代替会場、補償額など具体的な交渉も全くないという余りにもずさんで無礼な態度に関係者らは困惑を隠せません。

こうした無茶な要望を出しているにも関わらず、遠藤利明五輪相は本日5日の閣議後の会見で「これは全部交渉事ですから、議論があってしかるべきですし、こういう交渉事はこれからも数多く出てくる。なぜ、これが大ごとになるのかという思い」などと回答しています。

理由の説明も代替案も補償の話も無く、単に使用中止の要望を出すことを日本社会では交渉などとは言いません。単なる横暴な要求以上の何ものでもなく、これまで野球文化を培ってきた多くの関係者に対して無礼の極みと言わざるを得ません。

組織委は今後本格的な調整を始めると回答していますが、まず使用中止ありきの姿勢では関係者はもちろん野球ファンの納得を得られるわけもありません。

新国立競技場建設問題からエンブレム盗作問題2兆円近くに膨れあがる予算6倍増問題聖火置く場所ない問題など、数えきれない程の大問題を抱え込み、黒歴史を作り続ける東京オリンピック。さすがにもう中止してもいいのではないでしょうか?

東京五輪期間に神宮球場使用中止要請…プロアマ200試合どこで? スポーツ報知

遠藤五輪相「なぜ大事になるのか」東京五輪期間中の神宮球場使用中止要請 スポーツ報知

五輪で神宮球場使用中止を要請 - NHK 首都圏 NEWS WEB

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