未成年の個人情報を曝露した中高生専用SNS「ゴルスタ」がサービス終了、運営の「明らかにふさわしくない言動」が理由



批判的な未成年の個人情報を運営が曝露したことで大炎上していたゴルスタの終了が発表されました。詳細は以下から。


24時間365日監視と他ユーザーによる密告システムが売りで、中高生以外が登録すると即刻通報するという極めて厳格な監視体制が物議を醸していた中高生専用SNS「ゴルスタ」について、運営会社の株式会社スプリックスが9月5日にHPで「ゴルスタのサービス終了につきまして」との文書を公表し、ゴルスタが1両日中に閉鎖されることが明らかにされました。

ゴルスタは中高生専用SNSで、「アプリを安心・安全に中高生に使ってもらう」との名目の下で極めて苛烈な監視体制が敷かれ、違反者はもちろん運営方針を批判するだけで即刻垢BANとなり、復帰するためには反省文の提出と運営への忠誠を義務づけるなど、旧共産圏諸国かオーウェルのディストピア小説「1984」を思わせるとネット上などで大きく物議を醸していました。

【追記】中高生専用SNS「ゴルスタ」が完全に旧ソ連と大炎上、親のクレカ含む個人情報収集、運営批判で垢BAN→復帰には反省文提出→謝罪 | Your News Online


文書の中ではユーザー1名の個人情報を流出させたとしていますが、これは運営が悪意を持って曝露したと言わざるを得ないもの。さらに、スプリックス社は「明らかにふさわしくない言動」として、垢BAN後にユーザーを削除せず、ユーザー名を本人の同意なく「違反-停止理由」などに変更して晒した行為を上げています。

スプリックス社による運営管理体制の調査の結果、個人情報の曝露と運営の「明らかにふさわしくない言動」が確認されたため、「一部の運営担当者を再教育すれば解決するという問題ではなく、当然ながらゴルスタ運営部門、ひいては弊社全体の問題であると重く受け止めております」として、直ちにサービス全体を終了させることを決定しています。

一部のヒートアップした担当者の言動がひとつの企業の人気サービスを潰す結果となってしまいましたが、スプリックス社の内部調査と速やかなサービス終了の決定はむしろ教育に携わる企業としては迅速かつ妥当な対応だと言えそうです。

株式会社スプリックス

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