オスプレイ墜落に在沖縄米軍トップ「被害なかったことは感謝されるべき」と副知事にブチ切れ→直後の会見で異例の「謝罪」



謝罪会見直前に在沖縄米軍トップが沖縄県副知事にブチ切れていたことが話題となっています。詳細は以下から。


12月13日夜のオスプレイ墜落に関し、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官(海兵隊中将)は14日午後3時に記者会見を行い、「沖縄の人々に謝罪する」と異例となる「謝罪」を行いました。

しかし、その会見前の午後1時半には安慶田光男副知事がニコルソン氏に非公開で30分ほど抗議を行ったのですが、その際の様子は全く違ったものでした。

安慶田副知事によると、ニコルソン氏は「県民や住宅への被害がなかったことは感謝されるべきだ」と不満を表明、「抗議書にパイロットへの気遣いがあってもいいのではないか」と反発し、興奮した様子で「(事故を)政治問題にするのか」とまで発言しました。

副知事は「県民はオスプレイの配備も訓練も認めていない」としましたが、ニコルソン氏の態度は終始変わらず、副知事は会見後に報道陣に対して「謝罪は全くなかった。本当に植民地意識丸出しだなと感じた」と述べています。

この内容が報じられたことで、ニコルソン氏が本来の会見では謝罪へとスタンスを変えたとも見ることができますが、他国の領空で事故を起こし、あわや大惨事となる可能性があったにも関わらず、その国に対して「感謝されるべきだ」とは開いた口が塞がらないとんでもない言いぐさです。

独立した主権国家たる日本への、まさに「植民地意識丸出し」と言わざるを得ない侮蔑的な対応には、今後沖縄県民のみならず、右派からの反発が強まりそうです。

沖縄米軍トップ「感謝されるべき」 オスプレイ事故、抗議に反発 _ 沖縄タイムス+プラス ニュース _ 沖縄タイムス+プラス

米軍高官「被害与えず、感謝されるべき」 沖縄副知事に - 沖縄:朝日新聞デジタル

在沖縄米軍トップ「謝罪」 _ ロイター


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