アパグループの代表は歴史修正主義者であると同時に陰謀論者でもあることが明らかにされました。詳細は以下から。
アパグループ代表の元谷外志雄(ペンネームは藤誠志)が執筆した南京大虐殺を否定する歴史修正主義全開のデマ本がアパホテルの全室に設置され、フロントでも販売されていた事件は国内外で大きな物議を醸しました。
しかし元谷外志雄代表はそれにも懲りずカナダで経営するホテルの室内誌でユダヤ陰謀論をぶち上げ、再び国際的な非難を浴びています。
アパグループがカナダで経営するCoast Hotel向けの室内誌「Apple Town」の誌上において、「ユダヤ人がアメリカ合衆国の情報、金融、法律を操作している。彼らはタックスヘイブンに富を移動させ、一切の税金を支払わず、グローバリゼーションによって巨額の富を得ている。多くのユダヤ人は民主党を支持している」などとしたユダヤ陰謀論を展開していました。
これは「トランプ大統領の誕生は改憲の好機だ」というインタビュー記事の一部であり、当該部分のサブタイトルは「ユダヤ・グローバリズムへのアメリカ合衆国の反抗」という極めて反ユダヤ主義的陰謀論の臭いがプンプンするもの。
これに対してカナダのユダヤ人団体が激しく抗議。アパグループ側は批判のあった室内誌を撤去し、元谷外志雄代表はJewish Federation of Greater Vancouverのウェブサイトに「私の文章が反ユダヤ主義であるとの誤解を招いたことは極めて遺憾です」とした謝罪文を掲載することになりました。
なお、アパグループのスポークスマンによるとCoast Hotelの客室にはまもなく室内誌「Apple Town」の3月号が置かれることになるとされていますが、そこには謝罪文などは一切掲載されていません。また、問題となった室内誌はカナダの6つのCoast Hotelにのみ置かれており、アメリカ合衆国内のCoast Hotelには置かれていないとされています。
アパグループは南京大虐殺否定論を記したデマ本については撤去を一度は否定しましたが、冬季アジア札幌大会の選手らの宿舎となる「アパホテル&リゾート札幌」では大会期間中に限って一時的に撤去することに同意していました。
アパホテル、冬季アジア大会期間中は書籍を撤去へ 札幌の宿舎から
Apa under fire again, this time for anti-Semitic remarks _ The Japan Times
現代書館
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